住 職 日 記
平成16年 10月分

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■2004/10/31(日) 青年の死
朝のニュースを見てびっくりしました。結局イラクで拉致された青年はバクダッドで殺害されて放置されていたとの報道。ああ・・・無情な報道に胸が痛みました。一般の人、それも何の罪もない人を殺害するとは・・・親御さんも辛いことだと思います。

それにしても、どうしてそんな危険なところに行ってしまったのか・・・危険なところだとわかっていながら・・・現実を甘く見ていたのでしょうか・・・ある方がおっしゃっていました。今後イラクに行った人がどのような目に遭われようと、日本政府は何もしません。そう発表すれば誰も行かなくなるのではないだろうかと。その通りだな〜と思いました。
いずれにしても、可愛そうなことでした。心からご冥福をお祈りいたします。

■2004/10/30(土) 突然のお客様
一日中雨でした。被災地の方は大変なことだと思います。阪神淡路大震災のとき、雨はいやでした。早く仮設住宅ができ、少しでも生活が緩和されるように思います。
イラクで拉致された青年の痛いが発見されたとの報道に驚きましたが、結局は違う人物であったとのこと・・・大変驚きましたが、ひとまず胸をなでおろしました。無事に帰ってこられることをお祈りいたします。

夜に突然の電話。京都 大仏師 松本明慶先生からでした。少し寄っていいですか?? とのこと。所用で寄っていただいたのですが、久しぶりに出会う先生は相変わらず、自分を飾らない魅力ある方でした。30分ほど話をして変えられました。近々、展覧会をされるそうです。また後日紹介しますので、是非一度作品を見に行っていただきたいと思います。

■2004/10/29(金) 白菜を食べました
台風・地震・拉致・・・悲惨な事件が続きます。天気がくずれるという予報です。仮設住宅の設置準備が進んでいるということですが、被災地の皆さんには頑張っていただきたいと思います。
買い物に行きました。野菜の値段を見てびっくりしました。大根500円 白菜1000円・・・考えられない値段です。最近の新聞で
「きょうはすきやきですのよ」
とばかり言っていた見栄っ張りの奥さんが
「きょうは野菜炒めですのよ」
と言い換える四コマ漫画を見ました。本当に高いですよね。

先日高野山に行った折に、野菜の直売をしていました。白菜ひと玉350円。思わず買ってしまいました。きょうその白菜を使って鍋をしました。何かすごい贅沢をしているような気になりました。

気になるイラクでの日本人拉致事件。約束の48時間は経過してしまったということですが、未だに何の進展もありません。心配なことです・・・

■2004/10/28(木) 複雑な思い
新潟中越地震でがけ崩れで埋没した車の中から男の子が生還したとのニュースが入ってきました。まさに奇跡的なことだと報道していました。あまりにも暗い事件が続けてあったものですから、朗報に胸をなでおろしました。ところが母親は遺体で発見され。女の子も亡くなっていたとのこと。複雑な気持ちになったのは、日本国民誰しもでしょう。助かった子供はわずかに2歳・・・頑張って生きていってほしいと心から思いました。
本日は先代住職の祥月命日でした。21年前に遷化されました。大変やさしい方でした。コーヒーが好きな方でした。位牌の前にコーヒーをお供えしました。
「頑張れ」
と先代住職の声が聞こえてきたような気がしました。一日も早い復興をお祈りいたします。

■2004/10/27(水) 声明研修会
日本人がイラクで拉致されたという事件が発生しました。台風の次は地震。そしてまたまた拉致・・・日本政府も対応に大変であると思いますが、正確にかつ迅速に動いていただきたいと思います。それにしても、何故拉致されたのでしょうか??
午後7時より声明の勉強会がありました。来たる11月6日に「十夜法会」が開催され、その声あわせということでした。しかし、集まられたのは7名。皆さんそれぞれに忙しかったということです。次回は11月2日ということです。11月は行事が目白押しです。頑張りましょう!

■2004/10/26(火) 弘法大師入唐1200年成満奉告法会
10月初めより高野山真言宗青年教師会のメンバーが、1200年前に真言密教を求めて中国 長安の都を目指された弘法大師のご苦労を思いながら追体験するため、中国に入りました。23日に2400キロという大行程を踏破して西安 青竜寺に到着しました。日本から来られた大勢の僧侶・檀信徒のみなさまと合流し大法会を執り行い、本日高野山にて成満奉告法会を執り行われました。今回の大プロジェクトに参加しているメンバーは6名で、そのほとんどが後輩です。どうしても
「ご苦労さま」
のひとことが言いたくて高野山に登りました。雨が降る中、150名の青年僧侶が全国から馳せ参じ、心をひとつにして奉告法会を執り行いました。
弘法大師は真言密教を求めて中国に渡られますが、乗り合わせた船が大嵐に遭い「赤岸鎮」というところに漂流されました。そこから長安までの道のり 2400キロを進み長安の青竜寺 恵果和尚との運命的な出会いがあり、真言密教を授けていただいたのです。その2400キロという道のりを6名の青年僧侶が約20日間かけて踏破したのです。6名の僧侶は一段とたくましくなって帰って来たなと思いました。一々に握手を交わし、労をねぎらうことができました。本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んでください。


■2004/10/25(月) 一個のおにぎり
時間が経つにつれその被害状況が明らかになっていく新潟中越地震。阪神淡路大震災を体験しているものにとって思い出したくないシーンがよみがえってきます。救援物資もボチボチ届いている様子ですが、配られるおにぎりをにぎって
「ひとつではね〜・・・」
と男性が寂しそうな顔をされていました。

阪神淡路大震災の折、近所の檀家さん老夫婦が建物の下敷きになって圧死され、そのご遺体をお寺で安置していました。どうすればいいのかわからない状態が3日間続きました。ご遺体と一緒に3日間時を過ごしました。庫裏は震災の影響で使用不可能だったので鉄筋コンクリート造の信者会館一階(コンクリートの土間)が仮住居兼遺体安置場所でした。3日目にようやく検視の警察官数人が来られました。そのとき高野山から届いたおにぎりがテーブルの上においてあったのです。まず警察官が見たものはご遺体ではなくおにぎりでした。
「そのおにぎり頂いてもいいですか??もう3日間、何も食べていないんです・・・」

ともすれば零下を温度計が示す時季ではないのでしょうか。他国に莫大なお金を投資する余裕があるのならば、今辛い目をされている人々の救援を一秒でも早くしてあげてほしいと思います。今しなければならないことを考えて上げでください。お願いします。小泉首相。

■2004/10/24(日) 謹んでお見舞い申し上げます
檀家さんのお参りは少なかったです。役僧さんにお参りに行っていただき、私は台風の後始末。本日は前々から気になっていた池の周囲の清掃です。かねてからの数度の台風で、池の周囲や池の中は杉の枯れ枝で一杯です。また、大きなもみじが倒れ、池の中に入っていました。本日やっと片づけしました。チェーンソーを使ったので、結構早く作業がすすみました。しかし、清掃できたのはほんの一部分。明日も一日時間があるので頑張ろうと思っています。

数度の台風で大きな打撃を受け、その上に地震・・・テレビや新聞で報道している地震の被害は、時間が経つにつれ現実化していきます。阪神淡路大震災のときも同じでしたが、テレビをつけるたびに犠牲者の数が増えていくのが辛かったです。本日も昨日の報道された数よりも増えておられました。謹んでお悔やみ申し上げるとともに、お見舞い申し上げます。

■2004/10/23(土) 地震があったようです 
法事などがありました。その後大阪方面にお参りに行かせていただき、引き続き台風の後始末・・・なかなか大変でした。
夕方何気なしにテレビを見ていると、新潟県で震度6以上の地震があったとのこと。これは大変なことだと思ってテレビを見ていました。すると、放送中のスタジオが揺れているとの映像に驚きました。強い地震が3度もあったとか・・・段々とあたりは暗くなっていくし、大きな被害になっていなければいいのですが・・・新幹線が脱線したとのニュースが流れていました。

■2004/10/22(金) 台風の後始末が大変です
日本列島に大きな爪あとを残した台風23号。テレビを見ていると大変な被害が出ています。心からお見舞い申し上げます。
鷲林寺はそれから比べると大したことありませんが、木や枝が折れて、その後始末に大変です。きょうもボチボチとその作業をしました。
中国を踏破している高野山真言宗青年教師会は明日いよいよ西安に到着します。そして日本から来られた大勢のお坊さん方とともに大法会にのぞまれます。およそ20日間かかっての長い旅でした。青年僧侶のパワーを感じます。

■2004/10/21(木) 例祭日 だけど参詣者は四名でした
猛烈な台風23号。朝起きて境内を見回り・・・大きな楠の枝が折れていました。こんなに大きな枝が真っ二つに折れるとは・・・相当大きな台風であったということです。朝からテレビの報道では、各地での被害を映し出しています。心からお見舞い申し上げます。

午前11時から例祭。いつもは役僧さんとお手伝いのお坊さん3人でお勤めするのですが、境内が無茶苦茶の状態になっていたので掃除にまわってもらい、私一人で拝ませていただきました。参詣者も四名。なんとも寂しい例祭となりました。来月は「もみじまつり」を計画しています。来月は大勢のお参りがあればいいのにな・・・

■2004/10/20(水) 台風23号直撃
超大型台風23号。本日大型台風に呼称がかわったそうですが、近畿地方を直撃しました。
ちょうどその時間帯に西宮の若いお坊さんがお経の勉強で来られていました。しかし、勉強どころではありませんでした。雷はなるし、突風は吹くし・・・あんな大きな台風は初めてではないでしょうか・・・
明日は例祭日。果たしてどうなることか・・・心配です。

■2004/10/19(火) 台風23号接近中 何とか避けてくれないかなあ・・・ 
何だかどんよりとした空だなあと思いながら起床。外を見ると雨・・・それもかなり強く降っています。超大型台風23号が接近中だとか・・・本当にどうなっているのでしょうか??これだけ台風が上陸して暴れまわるということはただごとではないですよね。朝のテレビで報道していましたが、農作物が台風の雨風でやられてしまって、レタスなんかでも葉っぱ状態で小売にしているお店もあるとか?? りんご園をはじめとする農園もかなりの被害がでているとか・・・本当にお気の毒なことです。それにプラスして超大型台風であるとは・・・大きな被害がでないことを心からお祈りします。

雨のなか、門戸厄神さんの秋季大祭がありお参りさせていただきました。本日は「大般若転読法会」で、大勢のお坊さんがお手伝いにみえていました。毎年二回「大般若転読法会」が行われるのですが、今回も大きな声で拝ませていただき気合が入りました。
本日参加されたお寺さんは結衆寺院のご住職方がほとんどでした。10月・11月は行事が目白押しで、毎週結衆寺院の行事や法会があります。それに付随してその練習や研修があり、ともすれば毎日顔を合わせているような状態です。特に11月後半には「授戒会」が執り行われます。結衆寺院の中でも18年前に違うお寺さんがお勤めなさってから久しぶりの授戒会となります。18年前に私もお手伝いさせていただきましたが、完璧にその作法などは忘れてしまっている状態です。たまたま先日授戒作法の伝授を受けさせていただいていますので、何かのお役にたてれたらと思っています。色々な行事にむかって、またまた勉強しなくてはなりません。だけどこれらは自分にとってもすごくプラスになっていると思います。ありがたいことだと感謝して日々を送らせていただきます。   

■2004/10/18(月) ひきこもり委員会並びに大日経講伝
高野山本山にて「ひきこもり委員会」が開催されました。久しぶりの委員会でした。過去の宗会で現在大きな社会問題となっている「ひきこもり」に対して宗団として何かお手伝いできることがあればしなければいけないと決議されました。これをもって「ひきこもり委員会」が設立されました。微力ながら私も高野山真言宗青年教師会元会長ということから委員に委嘱されました。「ひきこもり」は現在大きな社会問題となっていますが、その原因は多種多様でそれぞれにパターンがちがいます。色々な取り組みや協力を通して、高野山当局としてもこの問題に取り組んでこられました。今までの取り組みを経て、今後どのような形で協力していけるか検討する会議でした。高野山という雄大かつ壮大な自然に囲まれた霊地でしかできないこと、また宗教が持つあたたかい力を発揮できるよう大きく門戸を開くこと。また、今後の起こりうる諸問題に対して対応できる若い専門スタッフをつくっていくという方向で会議を終了しました。

午後1時から高野山大学にて「大日経講伝」が開催されました。今回で二会目です。大日経は金剛頂経と並んで真言宗の両部の経典であり、大切なものです。今回の阿闍梨さまは山崎泰廣大僧正さま。一生懸命教えていただきました。今回の講伝はきょう・明日の二日間開催されますが、明日は門戸厄神さんの秋季大祭にあたり法会に出仕させていただく関係上、講伝終了後、高野山を下りました。

いずれにしましても、一昔前に比べて事件が頻繁に起こる昨今です。またその事件も想像を絶する内容です。物質面で豊かになった変わりに心の面で貧困になっていった現われでしょうね。私たちお坊さんを含める宗教家もこれらの諸問題についてまじめに取り組まなければならないと思います。

■2004/10/17(日) 仏とは何ですか??
日曜日でしたが本日は法事はなし。月参りのみでした。役僧さんと半分ずつということで、少し心に余裕があったのでしょうか。二件目のお家で話こんでしまいました。
仏教に興味があられたのでしょうか、息子さん(50才くらい??)の質問ぜめにあいました。きょうは法事もないし、まあいいか・・・という感じでお話させていただきました。そんな中で、特に感動していただいたお話をひとつ。
「仏」とは何ですか??という質問でした。仏とは大日如来・不動明王・観音菩薩などなどたくさんの仏・菩薩がおられます。しかし、実際に町で不動明王が歩いていたら恐ろしい話です。ドアをノックされたので出てみると観音菩薩が立っていたら腰を抜かすでしょう。ではあの仏と言われる方々はどなた様なのでしょう??
仏とは仏像としての観音菩薩であったり不動明王であるわけですが、もっと近くにおられるのです。それはあなた自身の心の中に。そうです。あなた自身が仏なのです。というお話をしたらびっくりされていました。
「仏」は「佛」とも書きます。「佛」という漢字を分解すると人偏に「弗」と書きます。「弗」は「あらず」という否定の意味になります。よって「佛」とは「人ではあらず」と言う意味になります。
「沸騰」の「沸」はさんずい偏に「弗」と書きます。よって「水にはあらず」という意味になります。「沸騰する」とは摂氏100度の状態で、液体であった水が湯になって水蒸気になる状態をいいます。水が水蒸気になるので「水にはあらず」の状態になるのです。しかし水も水蒸気も化学分析をすれば同じH2Oですよね。形が違っても同じものなのです。
ではもう一度「佛」に話を戻してみましょう。「沸」と解釈を重ねてみると「佛」とは人ではないのですが、結局人であるということです。
すなわち「佛教」は“佛の教え”であると同時に“佛になる教え”という意味になるのです。死んでから佛になるのではなく生きているうちに佛にならなくてはどうするのでしょう。よって弘法大師さまは「即身成仏」と説かれたのです。
と、そんなお話をさせていただきました。
「へ〜〜〜。生きたまま仏になれるのですか??」
すごく興味を持っていただきました。

■2004/10/16(土) ツルツル頭になってしまいました
めっきり寒くなりました。お寺は海抜340メートルに位置するので、下界とは約3度ほど気温が低いのです。特に朝晩が冷え込みます。先日の台風で、場所によっては塩害で木々の葉がまっ茶色になっていましたが、おかげさまで鷲林寺のもみじは塩害にあうこともなく、何とか今年も綺麗な紅葉が見れるのではと思っています。今年も昨年に引き続きライトアップの準備をしています。

本日は土曜日にて法事などがあり多忙でした。役僧さんも中国から帰ってきてしばらく時間が経ちます。帰ってきた当時はボーッとしていましたが、やっと時差ぼけ(??)も直って平常に戻ったようです。きょうも頑張って檀務のお手伝いをしてくれました。
役僧さんは9日間で務めを終えて帰国しましたが、青年教師会の本隊は10月23日の大法会にあわせて西安にむかって今も頑張って歩いています。http://www.koyasan.ne.jp/koshinsei/nittou-sp.htmどうか怪我なく無事に帰国してほしいと願っています。

少し髪が伸び気味だったので散髪をしようと思いました。いつも通り風呂場でバリカンを使って・・・あまりツルツルにするのは周囲の評判がよくないので(あんなにツルツルにしなくてもいいのに・・・と信者さんのひそひそ話を耳にしたことがあります)3ミリで刈っています。3ミリで刈るためにはバリカン本体にアタッチメントをつけます。半分刈ったところで、どうしたことかアタッチメントがはずれてしまい、勢いがついたままバリバリバリ・・・ あ〜あ・・・一部分がツルツルに・・・仕方なしに全部ツルツルにしました。
ところで丸坊主はお坊さんの象徴と思っていましたがこの頃はスキンヘッドが流行して、ともすればお坊さんよりもツルツルにしている人をよく見かけるようになりました。特に先日開催されていたオリンピック選手はツルツル頭の人をよく見かけました。空気抵抗や水の抵抗を少しでも軽減するためなのでしょう。その影響もあるのでしょうか、スキンヘッドをよく見かけます。
昨日の日記を読まれた先輩(愛知県のご住職・・・いつもお世話になっています)から、BBSに書き込みいただきました。「無戒の僧より破戒の僧」についておもしろかったと・・・ではもう少し突っ込んだお話を。
私たちお坊さんは、結婚はするし肉は食べるし酒は飲むし・・・一般の人たちとどこが違うのか??と首をかしげます。一般の人たちと違うところは??と聞かれて、丸坊主にしていますと言ったところで先ほどのお話ではありませんが、今スキンヘッドが流行っている時代です。法衣を着ていますと言ったところで、吉本新喜劇で役者さんでも法衣を自由に着れる時代です。何も違ったものがない???では私たちお坊さんは何をどうすればよいのか・・・
それは「律」を守ろうとする姿勢であると。先般行われた「御遺告伝授」の折の阿闍梨さまからのまとめのお言葉でした。お医者さんからいくら良い薬をもらったとしても、それを飲むか飲まないかは自分自信の問題であるという喩えと同じように、いくら良い「律」を定められていたとしてもそれを守ろうとする自分自身がなければ何もならないと・・・
破戒することはしばしばあるけれど、一度受けた戒律は戒体として未来永劫に私たちの心に刻み込まれてなくならないと言います。私たちお坊さんはもちろんですが、人間にとって「戒律」とは古来より大切にされてきたものです。特に真言宗寺院では現在でも定期的に「布薩」を執り行っているところもあります。今の世の中、「戒律」についてもっともっと見直さなくてはならない時代かもしれませんね。

■2004/10/15(金) 無戒の僧より破戒の僧
昨日に引き続き「授戒作法伝授会」がありました。本日で3日目 最終日を迎えました。昨日より10分遅れの6時40分にお寺を出発。昨日と同じく丁度1時間。7時40分に西大寺に到着しました。私よりも一足早く後輩が到着していて昨日同じく一緒に喫茶店で「モーニング」を食べました。

午前9時から午後4時まで、数度の休憩をはさみ昨日に引き続き阿闍梨さまの内容のある伝授がありました。今回の「授戒作法伝授会」の内容は、四分律の授戒作法です。大変難しいもので、西大寺さまに伝わるものでもあります。たくさんのことを教えていただきましたが、その中でも特に驚き、なるほどと思ったことは「無戒の僧より破戒の僧」という言葉です。真言宗のお坊さんになるためには得度をして授戒を受けて修行をしてそして最後に灌頂という儀式を受けなければなりません。授戒はその中のひとつであります。私は大学2年生の時に受けましたが、そのときは何がなんだかわからずに受けました。授戒とは戒を授かるということで、阿闍梨さまからお坊さんとして守るべきこと、ルールを授かるのです。そのルールは大変厳しいもので、私などはルール違反を毎日繰り返しているわけで、恥ずかしい限りであります。
「無戒の僧より破戒の僧」とは「無戒」すなわち授戒を受けていない僧よりも「破戒」すなわち戒を破った僧の方がましだという意味です。えっ、逆じゃないの??? 私もそう思いました。だけど、色々な経典にそう載っているのです。この話を聞いたときは「へ〜〜〜」の連発でした。

例えばゴキブリを殺してしまったとします。「無戒」すなわち「ものの命は奪ってはいけない」という戒すら知らずに殺してしまえば、ゴキブリを殺した、生命を奪ったという罪の意識はまったくないわけです。しかし、「破戒」は戒を受けて「ものの生命は奪ってはいけない」ことはわかっているわけです。それでも仕方なく殺してしまった。殺してしまったことで、悪いことをしてしまった。すまないことをしてしまったという「懺悔」「謝罪」「反省」の心を生じるというのです。よって「懺悔の心」が起こる要因を持つ「破戒」の方がましであるということだそうです。何だかわかったようなわからないようなお話ですが、もっともっと修行を積んで経験を積めばわかってくるそうです。

11月に西大寺にて三日間、実際の授戒が開かれます。今回の授戒は古式に則り「四分律」の授戒となります。きょうから精進して授戒当日に備えたいと思います。        合 掌

■2004/10/14(木) めっきり寒くなりました
先日までの暑さはどこにいってしまったのでしょうか。四季とはえらいもので、ちゃんと季節を運んできてくれます。今朝方は寒くて目が覚めました。本当に寒くなってきました。
「授戒作法伝授会」二日目。午前9時からの伝授会に間に合うように、午前6時30分頃西宮を出発、奈良 西大寺を目指しました。阪神高速を経由して第二阪奈道路にて西大寺に・・・あまりスピードは出していませんが順調に走行できたためでしょうか、午前7時30分には西大寺の駐車場に到着していました。あまりにも早く到着してしまった・・・と思いきや・・・私よりも早く到着している車が数台ありました。会場が奈良ということもあるのでしょう。関西圏の方は自坊より通っている方も結構あるみたいです。
伝授まで時間もあるので近くの喫茶店で「モーニングサービス」を食べました。
「モーニングください」
「モーニング」・・・久しぶりのひびきです。喫茶店で「モーニング」を頼んだのは学生時代以来かもしれません。トーストとゆで卵とハム、そしてサラダ。定番の「モーニング」のメニューに変に感動しました。

伝授は午前9時から午後5時まで。途中数回の休憩をはさみましたが、いつもながらに上田阿闍梨さまの熱心な伝授には感心します。こと細かく丁寧に、そしてわかりやすく教えていただけます。本日も「授戒作法」について教えていただきました。本日も新たに知ったことがたくさんあり、伝授会に参加してよかったと思いました。明日で伝授会は終了し、11月に本番の「授戒」が執り行われます。明日も早朝に出発して「モーニング」を食べようかな・・・

■2004/10/13(水) 授戒作法伝授
午後1時より奈良 総本山 西大寺にて「授戒作法伝授会」が開催されました。伝授阿闍梨は上田霊城僧正。いつもながらの盛況ぶりで、本日も150名を越えるお坊さんが上田先生の伝授を受けに全国から集まりました。「授戒作法」はお坊さんになるためには絶対必要なものであり大切なものです。しかしながら、これらについてまともにお話できる先生はなかなかおられず、今回の伝授会はそういった意味で大変貴重なものであります。参加されているお坊さん方も各本山の管長さまや総長さま 重役方など全国でも著名な方が多く、この伝授会の重要性を感じました。
伝授会の内容は大変重要な内容ばかりで、知っているつもりでも知らなかったことが多く、新しい発見が多かったのは事実です。自分の無知さに赤面してしまいました。この伝授会は明日・明後日の三日間にわたって開催されます。本日は伝授会終了後、自坊に帰ってきました。明日は午前9時から伝授が始まります。よって明日は6時頃に西宮を出発する予定です。伝授会に控えて本日は早く休むことにします。

ちなみに本日の夕食にて高野山のゴマ豆腐をいただきました。やはり・・・おいしかったです。

■2004/10/12(火) 京都の湯豆腐
お参りが終わってから京都にでかけました。別段これといった用事もなかったのですが、家族サービスとでもいうのでしょうか。ぶらっと出かけました。
京都には某真言宗の本山で勤務している妹弟子がいます。一人暮らしをしているので食事に誘ってみました。喜んで行かせていただきますと気持ちよく来てくれました。京都といえば豆腐料理。私は京都のお店に詳しくないので妹弟子にお店選びを依頼しました。
JR京都駅構内に『伊勢丹』が入っていますが、その食堂街の某湯豆腐屋さんに予約をいれてくれました。結構有名なお店ということです。お味はといえば・・・結構いけてました。豆腐や湯葉などを使ったメニューは多彩でひとときを楽しませていただきました。私が今まで入ったことのあるデパートの中にある食堂は、びっくりするほど“おいしい”と思ったお店は少ないのですが、今回のお店はちょっと意外でした。豆腐専門店なので「ゴマ豆腐」もでてきました。この「ゴマ豆腐」も美味しかったのですが、私たちの感覚では「ゴマ豆腐」といえばやはり「高野山」です。申し訳ありませんが「ゴマ豆腐」だけは高野山のお味の方に軍配をあげました。

本日高野山で行われていた「勧学会」(かんがくえ)に参加するため約1ヶ月間、お山に籠っていた結衆寺院の副住職さんが無事修行を終えて帰ってきました。ご挨拶にということで来坊していただきました。高野山のお土産として偶然にも「ゴマ豆腐」をいただきました。明日は高野山の「ゴマ豆腐」をいただくことにしましょう。

■2004/10/11(月) 仏 縁
体育の日。私たちの年代にとって「体育の日」は10月10日というイメージが強く、新しい法律で決まった休日の設定には感が狂ってしまいます。本日も祝日ということで、法事などで多忙でした。
メールにてうれしいお便りが届きました。アメリカはロスから。先日私の先輩である高知のMさんというお坊さんとその方がお出会いなさったそうです。その方のお師匠さんが加藤登紀子さんの著書の『加藤登紀子の男模様』で紹介されています。実はその本の中で私のことも紹介していただいているのです。そんな話から、話題になって仏縁というか何というか、そういった不思議なものを感じてロスからメールを頂いたのです。
そのメールを拝見して
「人間どこでどう繋がっているかわからないな。悪いことはできないな」
と思いました。
このほかにもたくさんの不思議な出会いがありました。またこれからもたくさんの出会いがあるでしょう。「人類皆兄弟」とは少し古いはやり言葉かもわかりませんが、これまで頂いた縁と、これから頂く縁を大切に生きていきたいと思います。

この日記を通してメールをいただきましたTさんにお願いがあります。もしこの日記を読まれましたら、もう一度メールアドレスをお教えいただけませんでしょうか。記載されているメールアドレスが違っているのか返信できません。お手数ですがよろしくお願い申し上げます。

■2004/10/10(日) 熊が射殺されました
朝何となくテレビを見ていると、昨日日記に書いた熊が出没しているニュースを放送中でした。山に餌となるどんぐりが不作で、里に下りてきて人家の近くにある柿を食べに来たとか。柿を食べ終えた熊が人家の庭に入ってきたので仕方なく射殺・・・
ああ・・・何の罪もない熊を・・・かわいそうに・・・なんともいえない悲しい気持ちで檀務に出かけました。あの熊は別に悪いことをしたわけでもなく、台風の影響で・・・と報道していましたが、結局は人間が熊の領域にまで“植林”という暴力で山から追いやったわけで・・・本日のお参りで檀家さんとそんな話ばかりをしていました。
先日のテレビでは熊のみならず、もっと恐ろしいことを報道していました。地球温暖化で南極や北極の氷が融けているとのこと。その氷は数千年前か数万年前かわかりませんが、相当昔に凍ったもの。少なくとも人間が今の生活様式を確立する前であることは間違いありません。いま、その氷が融けようとしています。その氷の中にもしかしたら、数千年前・数万年前に氷の中に封じ込められた現代人の知らないウィルスが潜んでいるかもしれない。氷が溶けることによって、得たいのしれないウィルスが空中にばら撒かれ、数千年・数万年の眠りから覚め猛威をふるうかもしれないと・・・
恐ろしいことです。このように地球温暖化は様々な分野で影響を及ぼしています。本当に一人一人が真剣に考えないと大変なことになりますね・・・

檀務は夕方までかかりました。昨日来られた北海道のお坊さんが、檀務から帰ってきたときにはすでに来坊されていてお待ちでした。早速昨日の続きの声明をしました。彼は明日から中国に出発するとのこと。今年は弘法大師が中国に渡られて1200年ということで、真言宗をあげて盛大な法会が中国でお勤めされます。大師が中国に渡られた理由はもちろん真言密教を日本に持ち帰るため。しかし当時は木の葉のような小さな船での渡唐でありました。大師の乗られた船は嵐に遭い、目的地である長安とは遥かに離れた赤岸鎮(せきがんちん)というところに漂着したのです。そこから長安を目指して大師の旅が再び始まり、数ヶ月という時間をかけて長安に到着。そして師匠である恵果和尚(けいかかしょう)にめぐり合い、真言密教を受法されるのです。
そのご苦労をしたって青年教師(真言宗の若手僧侶)がチームを組んで現在、赤岸鎮から長安(現在の西安)までを弘法大師像と全国信者から寄せられた写経を背負って旅しているのです。http://www.koyasan.ne.jp/koshinsei/nittou-sp.htmそして来る10月23日に西安・青龍寺(恵果和尚のお寺)で行われる大法会に合流するのです。
そのスタッフとして明日出発します。役僧さんは第一陣として現在行っています。役僧さんと北海道の彼とが丁度バトンタッチするといった具合です。

声明の練習が終わって、彼を駅まで送っていく途中、青年教師会会長から彼に国際電話が入りました。明日合流するにあたって必要な備品の購入依頼でした。私も電話に出てお話しました。会長をはじめ、今回メインで行動しているメンバーが私の後輩であるということで、特に頼もしく感じました。会長のそばに役僧さんもいて声を聞くことかできました。元気そうで安心しました。

■2004/10/9(土) 北海道から声明を習いに
今回の台風22号は近畿地方をかすめて東海・関東方面に大きな被害を被らせました。静岡県に上陸して、首都圏にも多くの雨を降らせて大きな爪あとを残しました。こんなに台風の多い年も珍しいですね。やはり天の怒りというか何というか・・・地球温暖化の影響でしょう。
熊の出没も多いということです。台風で餌となる木の実が落ちてしまって、その影響で餌が山になくなって出てきているのではというお話です。しかし先日ある方からお聞きしたお話が気になります。

人間が山の雑木を伐採して『杉』や『ヒノキ』を植林し、熊やイノシシの餌となる木の実ができず、腹をすかして仕方なく里に出没しているのだと・・・それに加えて『杉』や『ヒノキ』は根が浅く、地面の上辺に根をはるために大きな雨が降ると雑木林に比べると『がけ崩れ』が起きやすいとも・・・先日偶然にも崖の崩れる様子をカメラが捕らえたと放送されていた『がけ崩れ』の様子。あれは確か植林した『杉林』だったように見えました。
いずれにしても、最近の異常気象は天災ではなく人災のように思いますね。

午後4時に北海道からひとりのお坊さんが来られました。『声明』に興味をもっておられて習いたいとのこと。北海道から西宮に通われるとのことです。私も西宮から高野山まで通い続けましたが、北海道から来られるとは実にすごいことです。感動してしまいます。
気合を入れてさせていただきたいと思います。本日は少しだけ声明を唱え、あとはほとんど声明の概説について説明させていただきました。気がつけば7時を過ぎていて約3時間ぶっ通しで話ていたことになります。
明日も来られるとのこと。時間がかかるとは思いますが、頑張って続けていただければ幸甚です。

■2004/10/8(金) 台風接近
午前8時から講習会。人権問題についての講演がありました。この先生のお話は以前にも数回聞かせていただいたことがあり、大変ためになる内容であることは知っていました。楽しみにしておりましたが、以前に増してパワーアップしており、大変勉強になりました。
研修会が終わって西宮に帰りました。とはいうものの有馬温泉から鷲林寺までは15分ほどですが・・・
雨が激しく降ってきました。台風22号が近づいているとのこと。今年は台風の当たり年です。大きな被害がでないようにお祈りいたします。
研修会に参加したため、本日の檀務は午後から行かせていただきました。ありがとうございました。

■2004/10/7(木) 兵庫ブロック教師研修会
午後1時から有馬グランドホテルにて兵庫ブロック教師研修会が開催されました。兵庫県下にある四つのブロック(淡路・但馬・播磨・兵庫)が毎年一回輪番制で行う研修会です。今年は兵庫支所の当番で有馬の地で開催され100名のお坊さんが集まられました。
ここで、引導作法(お葬式時の作法)のお話を私にせよとのお達しがあり、本日は第二部の講演にて勤めさせていただきました。参加されているのは大僧正を含め、私よりもずっと偉い高僧ばかり・・・そんな中で100名もの偉いお坊さんの前でお話せよとのこと。しかもその内容が引導作法について・・・約90分の持ち時間を頂いて一生懸命お話させていただきました。
内容が内容だけに90分では話しきれないもので、随分と早口でお話させていただき、恐らく聞き取りにくい箇所も数ヶ所あったのではないかと思いました。
無事にお話終えたときは、さすがにホッとしました。別に難しい質問などもなく役目を果たすことができてよかったです。

懇親会のときに諸先生方から色々とお話いただきました。実は今回の研修会には、私が参加させていただいている各伝授会の事務局をされている先生も来られていました。この方は黙っておられるので一部の方を除くほとんどの人がお知りではありませんが、かなりのレベルの高僧です。よく勉強されていて、ものごとをすごく知っておられます。名簿を見ていたのでこの方が来られることはあらかじめわかっていましたので、かなりのプレッシャーを感じていたわけです。だけど、この方にもひとこと
「よく勉強したね」
と言っていただいてホッとしました。
このような機会をいただいて本当に幸せ者だと感謝しております。
一日有馬の地で宿泊させていただき、明日の研修を受けて帰らせていただきます。ありがとうございました。

教師研修会の様子はこちらから

■2004/10/6(水) てんぱってきました
明日は「高野山真言宗 兵庫ブロック教師研修会」が有馬で行われます。兵庫ブロックとは兵庫全県の高野山真言宗寺院住職が対照です。その合同研修会が年一回開催され、今回は兵庫支所が当番で有馬で開催されるのです。その場で、若手住職を代表して1時間30分発表をしなければならなくなりました。兵庫県下には優秀なお坊さんがたくさんおられて、その方たちの前でお話をすることは大変きついものがあります。段々とてんぱってきました・・・
ともかく、自分の持っているものをすべて出し切るつもりで頑張ってお話しようと思っています。というわけで、今からまた最終チェックをします。

■2004/10/5(火) 結衆寺院 法事に参加して
檀務を終えて午後四時から結衆寺院の親奥様の一周忌の法事にお参りさせていただきました。ご生前中は大変お世話になったお方でした。一生涯お寺のことばかりを考えられたお方でした。今回お導師をお勤めいただいた大僧正さまのご挨拶に、親奥さまの印象は、いつもお掃除ばかりされていたということ。いつ訪ねてきてもお掃除をされていたとのこと。本当に一生涯、お寺のために尽くされたお方であったと。
お寺の奥さんのことを私たちは「寺族婦人」といいますが、昨今では「婦人」という言葉を使ってはいけなくなったということ。大僧正さまのお話では「婦」という言葉が「掃除」と言う意味になるらしく、「寺族婦人」という言葉も適切ではないということだが、まさに親奥さまは「寺族婦人」であったと・・・
お寺というものは大勢の方々のおかげで成り立っていくものです。別段お寺だけではありません。すべての人々に感謝しながら、ただ生きているのではなく、生かされている自分に感謝をして生きていかなくてはならないな〜と思いました。

■2004/10/4(月) 少々時差ボケしています
午前3時目が覚めました。えっ、真っ暗・・・ハワイとは19時間の時差があります。10月4日午前3時はハワイ時間の10月3日午前8時ということになります。体がハワイ時間になれてしまっているのでしょうか・・・
一週間のお休みをいただいて、まだ気分はハワイモード・・・しかし現実はもとの生活・・・早く切り替えなければと思いながらもスローペースになってしまいます。ハワイはスローペースです。何をするのもゆっくりゆっくりとします。別にあせることもなくゆっくりゆっくり・・・それに引き換え日本はセカセカしています。少々時間がかかるかもしれません。
役僧さんは私と入れ替わりで本日から中国に出発しました。今年がお大師さまが中国に渡られて1200年目にあたり、それを記念して中国でイベントが開催され、そのお手伝いに行きました。本日から9日間、檀務をひとりでこなさなくてはなりません。時差ボケでなおかつひとり・・・少し辛いけど頑張ります。
■2004/10/3(日) 旅行から帰ってきました
午後4時関空に到着しました。一週間の休暇をいただき、ゆっくりとさせていただきました。行き先は大好きなハワイです。ハワイには真言宗のお寺がたくさんあります。そのひとつオアフ島に弘法寺というお寺があります。ここのお寺の先代住職と鷲林寺の先代住職が兄弟弟子という関係もあり、公私共に大変お世話になっています。そんな関係でハワイにはたくさんの友人や知り合いがあり、大好きな場所のひとつとなっています。
数年前に弘法寺さんの先代住職が亡くなられ、お葬式・一周忌・三回忌と毎年続いてお参りさせていただきました。またハワイ開教100周年記念法会にもお参りさせていただきました。ここ数年間のハワイはお参りばかりでしたが、今回は100パーセント『遊び』・・・ 楽しませていただきました。一週間とはいうものの、機中2泊となりますから5泊7日の旅。また今回は少し欲張ってマウイ島にも一泊しましたので結構忙しい旅となりました。

産まれて初めてパラセーリングを体験しました。海でボートにひっぱってもらって大きなパラシュートを使って空中に浮くスポーツ??すごく怖かったけど楽しかったです。
一週間の様子は別コーナーで紹介します。よかったら見てください。

一週間の間にはイチローが大変な記録を達成されたり、中日ドラゴンズが優勝したり。またまた台風が上陸したとか・・・
留守番をしてくれた方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。